シューティングマッチ用のエアガン選びについて【レースガン】

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冬場サバゲーがオフシーズンになってしまう地域ということもあり、身内でシューティングマッチがまことしやかに盛り上がりを見せています。

シューティングマッチというと競技性が強く、敷居が高いイメージがありますが、初心者の練習、シューティングマッチの入門として間口を広く設けている「PPS(Practice Postal Steel)」との出会いもあり、シューティングマッチへの興味が高まったのもきっかけです。

PPSでは、すでに持っている銃で楽しめるよう、いろいろなクラス分けが用意されていますが、せっかくならシューティングマッチ用に銃を用意したい、というモチベーションの高いメンバーも居られました。

個人的には好きこそものの上手なれが大事かと思うので、好きな銃を買えばいいというのは前提に考えているのですが、タイムを競う以上、やはり有利不利、使いやすい使いにくいはあります。

というわけで今回は、シューティングマッチ向きの銃についてご紹介します。

私も復帰して日が浅いので間違いもあるでしょうし、シューティングマッチはよくレギュレーションが変わるので、細かいレギュレーションなどに関しては必ず各競技のHPなどを参照してください。

ルール上使えるエアガンは?

まず大前提として、使えるエアガンはなにがあるのか解説します。

実はシューティングマッチには主に3団体あって、それぞれレギュレーションが違います。

あくまで現役が10年前の私の理解の中で大まかに解説しているため間違っている可能性も高いので、詳細は各レギュレーションを確認してください。

PPSの場合

フォリッジグリーンさんが中心となり全国で開催しているPPSは、先述した通り、非常に間口が広く設定されているため、使えるエアガンも幅広いです。

むしろ使えない物のほうが少ないといっても過言ではないでしょう。

大前提として、日本国内で法的に所持が認められているエアソフトガンである必要がありますが、クラス分けとしては、

  • セミオートハンドガン(光学機器搭載)
  • セミオートハンドガン(光学機器否搭載)
  • ダブルアクションリボルバー
  • シングルアクションリボルバー
  • ロングガン(ストックを使用できるセミオートエアガン)
  • マニュアルローダー(エアー・ガスコッキング、ポンプアクション、ボルトアクションなど)

となり、実質ほぼすべてのエアガンに活躍の場が設けられています。

セミオートハンドガンに関しては、ガスブローバック、固定スライドガス、電動なども含まれ、ドットサイトなど光学機器を使用する場合はオープンクラス、使用しない場合はリミテッドクラスとなります。

ロングガンについては、ストックを備え、セミオートで発射可能なエアガンとなり、1発発射するたびにコッキングなどのリロード操作が必要な場合は、ストックを備えていてもマニュアルローダーとなります。

アンリミテッドの場合

 一般社団法人日本トイガン射撃協会が主催するアンリミテッド(アンリミティッド)は、PPSに比べると競技性が強いですが、エアガンの振興を目的としているため、幅広いエアガンを使用できます。

クラス分けは

  • セミオートハンドガン(光学機器搭載)
  • セミオートハンドガン(光学機器非搭載)
  • ロングガン(ストックを使用できるセミオートエアガン)
  • ダブルアクションリボルバー
  • シングルアクションリボルバー
  • マニュアルローダー(エアー・ガスコッキング、ポンプアクション、ボルトアクションなど)

となり、PPSと実質同じクラス分けが用意されています。

もしPPSとアンリミテッドで共通のエアガンを使用したい場合、まず注意したいのが威力の面です。

PPSも、無論国内の規制に適合するものでなければなりませんが、アンリミテッドでは、ASGK簡易弾速器を使用し、6㎜BB弾では4枚目まで(0.8J相当)、8mmBB弾では5枚目まで(1.37J相当)に抑えなければなりません。

つまり、法規制値の0.989J以内であっても、使用できないものがあるので注意が必要です。

とくにロングガンやマニュアルローダーなどいわゆる長物の場合、箱出しでも0.8Jを超えてしまうものが少なくないので、購入する前に威力を確認し、必要に応じてデチューンが必要になります。

また、最近ショップでもよく見かけるようになったハーフメタルのハンドガンも、使用の禁止が明記されています。

ジャパンスティールチャレンジの場合

マック堺さんのエアガンレビューでお馴染みのジャパンスティールチャレンジは、上記した2つとは少し毛色が違います。

クラス分けとしては

  • セミオートハンドガン(光学機器搭載)
  • セミオートハンドガン(光学機器非搭載)
  • リボルバー

となり、PPSとアンリミテッドでは使用できた長物のクラスがない、ハンドガンオンリーのシューティングマッチとなっています。

これはジャパンスティールチャレンジのベースであるアメリカのスティールチャレンジに習ってのことでしょう。

パワー制限についてはアンリミテッドと同じく、6㎜BB弾では4枚目まで(0.8J相当)となっています。(18歳以下の参加者については2枚貫通しないもの)

アンリミテッドとの違いは、固定スライドガスガンの使用が認められていないことでしょう。(電動ハンドガンは使用可能)

そのほかにもカスタムの規定など細かく取り決められているので、公式HPのレギュレーションを確認しておくのが安心です。

シューティングマッチ向きのエアガン(セミオートハンドガン)

では、上記したレギュレーションも踏まえて、どんなエアガンがシューティングマッチに向いているのか、私なりの選び方を紹介します。

リボルバーや長物などに関しては好みの部分が大きいので割愛し、シューティングマッチの花形とも言えるセミオートハンドガンについて解説します。

ガスブローバックが主流

昨今、サバゲーに使うハンドガンと言えば、電動ハンドガンがシェアを広げています。

しかしシューティングマッチ用として考えると、トリガーを引いてから弾が出るまでのレスポンスに劣るため、あまりおすすめできません。

また、構造的にパーツの消耗が激しく、個人での修理が難しいので、練習での使用を含めて考えるとややコスパに劣るとも言えます。

固定スライドガスガンは、ジャパンスティールチャレンジで使えないですし、トリガーが重い傾向にあり不利なので、PPSやアンリミテッド用としても、あえて購入するならおすすめはしません。

それを踏まえて考えると、やはりシューティングマッチと言えばガスブロが基本になるでしょう。

リコイルショックの影響を危惧する方もいますが、リコイルショックの影響が出るのはBB弾が出た後なのでそこまで関係ないですし、しっかり握れば連射しても的の中に納まります。

初心者はシングルアクション(特にグロック)がおすすめ

もし初めてシューティングマッチに挑戦したいと考えているなら、グロックは有利な銃と言えます。

その理由はセーフティにあります。

シューティングマッチでは、セーフティをかけホルスターに収め、抜いた後にセーフティ解除して発射します。

もしダブルアクションの銃であれば、デコッキングしてホルスターに収め、初弾をダブルアクションで発射します。

ではシングルアクションで、さらにサムセーフティがない(プレート部分にはある)グロックはどうするかというと、トリガーセーフティをセーフティとみなし、プレート部分のセーフティはかけなくてもOKなのです。

つまり、発射動作はホルスターから抜いてトリガーを引くだけでいいので、ほかのシングルアクションの銃に比べて発射までの操作が一つ省略でき、かつダブルアクションの銃のように初弾でトリガーが重いということもないのです。

ちょっとずるいですが、リザルトを見ると必ずしもグロックが優勝しているわけではないことからも、あくまで使いやすいだけ、ということがわかりますね。

マズルが長めの銃がおすすめ

マズルが長めとはどういうことかというと、私が意図している意味だと「リアサイトとフロントサイトの間が長い」という意味です。

グロックを例にとれば26より34、1911系でいえばデトニクスよりハードボーラー(現行品ないけど)ということになります。

これの何が有利かというと、リアサイトとフロントサイトを合わせたとき、必然的に銃口がより的に正確に向くので、命中する確率が高いということになります。

また、インナーバレルが長めになるため初速が高く、微妙にですが発射から着弾までのタイムが縮めやすくなります。(上限が決まっているのでカスタムすれば同じですが)

もちろんマズルが長ければ短い銃に比べて重い、CQBホルスターなどを使う場合ドロウに手間取りやすいなどのデメリットもあるので、長すぎる銃にはご注意を。

アンダーレール付きがおすすめ

アンダーレールは、一般的にはフラッシュライトなどを取り付けるもので、スピードシューティングに関係ないように思えますが、実は大きなメリットがあります。

それがマウントベースをアンダーレールから伸ばせることです。

マウントベースは銃の上に光学サイトなどを乗せるためのものです。

じゃあハイキャパDORみたいにダイレクトマウントで光学サイトを乗せられればそれでいいんじゃない?と思うかもしれませんが、それは違います。

ダイレクトマウントする場合、スライドの動きを阻害しないために軽量で小さな光学サイトに限定される上に、小さくて軽量であっても本来の動きを阻害していることには変わりありません。

マウントベースであれば、大きくて見やすい、または素早く正確にサイティングできる光学サイトを選べますし、光学サイトがスライドに触れないのでスライドの動きは本来のままです。

唯一、CQBホルスターが使用できなくはなりますが、タイムを突き詰めればマウントベースがあっても収められるレースホルスターになるので、本気を目指すならマウントベースを取り付けましょう。

とはいえ、ハイキャパであればミドルフレームからマウントベースを伸ばせるので、アンダーレールがなくても問題ありません。

低燃費であること

スピードシューティングはいかに次の的を早く撃ちぬくか、つまり必然的にタイムを突き詰めれば連射能力が重要になります。

ガスブローバックガンの場合、連射する際に重要になるのが燃費で、燃費が悪いと連射時に息切れしてしまいます。

このため、低燃費の銃がおすすめということになりますね。

例えば東京マルイの場合は、キックを重視していたり、スライドが大きい特殊なモデルを除けば新型ほど低燃費になっています。

ちなみにスピードシューティングでは外部ソースの使用が認められている場合が多いので、外部ソースを使用すれば燃費を無視して連射の安定性を上げることもできます。

おすすめのエアガンはこれだ!「東京マルイ Glock17 Gen.4」

なんだかもう当たり前すぎる答えでつまらなさすらありますが、初心者向けであって高性能となれば、もうこれはマルイさんのG17 Gen4しか紹介しようがないです。

ガスブローバックガンで、なにより低燃費で動作が良く、グリップも調整できるとなれば、現状これに勝るレースガンを私は知りません。

もちろんパーツも多くて拡張性も高いですし、むしろ内部に関しては一切手を付ける必要がなく、メンテナンスで現状維持に努めなさいとしか言えません。(バレルぐらいはタイトに変えてもいいのかなぁ)

建前が終わったところで。最良は、と聞かれればこう答えるしかないんですが、実際には正直レギュレーションに適合していればなんでも良いです。

有利不利はもちろんありますが、不利な部類に入るM92Fで全国トップクラスのスピードの方もいますし、世界レベルのマック堺さんは理論上グロックより使いにくいはずのハイキャパを愛しています。

この愛しているというのが重要で、好きこそものの上手なれなのではないかな、と僕は思っています。

ついでに紹介しておくと、私のPPSリミテッドはマルイさんのG18C、オープンは同社G34です。

これも正直いろいろな意味で不利なんですが、愛あればこその選択です。

というわけで皆さんもレギュレーションだけはチェックして、好きな銃で栄冠を目指すロマンでレースガン選びをしてみてはいかがでしょうか。

だって趣味なんだもん。楽しんだもん勝ちですよ。

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