エアガン専門用語解説「DSG(ダブルセクターギア)」とは?

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というわけで今回もエアガン専門用語解説のコーナーです。

今回はDSGについてですね。

これ最近よく見かけるカスタムメニューの一つで、成功すれば驚異的な効果を得られるカスタムです。

しかし一筋縄ではいかないものでもあるので、その概念と合わせてどういうカスタムになるかまで解説していこうと思います。

「DSG(ダブルセクターギア)」とは

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DSGは、正確にはカスタムの方法ではなく、パーツの名前です。

ダブルセクターギアや、デュアルセクターギアと呼ばれるものですね。

名前の通り、セクターギアの種類のことです。

通常、セクターギアは1周することでギアを引きいて解放し、1発発射する構造になっています。

デュアルセクターギアはというと、半周する間にギアを引いて解放し1発発射、つまり1周すると2発発射することになります。

もちろん必ずしも2発発射するわけではなく、カットオフのタイミングも1周の間に2回あるので、単発で発射できます。

セクターギアが半周で発射できるので、単純に考えれば発射に必要な時間が半分になるというわけですね。

もちろんセミオートでのレスポンスも上がりますし、連射サイクルも上がります。

連射サイクルに関しては、モーターの変更などと組み合わせれば1秒間に60発以上も狙えます。

東京マルイのハイサイクルモデルの軽く2倍以上になるので、かなり驚異的なサイクルですよね。

DSG導入のポイントと難しさ

DSGは有効なカスタマイズですが、ほかのカスタムと同じくデメリットもあります。

しかも通常の動作とは変わってしまうので、いろいろな調整も必要になります。

実際に組み込むとこれ以上の問題も起こりえるのですが、ひとまず今回はDSGを組み込むなら注意したいポイントや、調整の難しさについても紹介しておこうと思います。

スプリングレートが上がる

DSGは半回転してピストンを開放することになりますが、つまりピストンの後退量も減るというわけです。

スプリングが縮み切っていないので空気圧が下がり、放出できる空気量も通常より減ることがあるので、そのままだと初速がかなり下がることになります。

その分、空気圧を上げるために、強いスプリングを入れなければいけないというわけです。

具体的には、おおよそ120%以上のスプリングですね。通常のセッティングでは絶対に入れてはいけない強さのスプリングです。

メカボックスへの負担が上がる

強いスプリングを入れることでまず懸念されるのが、メカボックスへの負担です。

しかもDSGはサイクルを上げるので、複数回強い力で叩かれることになります。

その衝撃はシリンダーヘッドで受け止めるので、メカボックスがシリンダーヘッドを固定している部分が割れることが多いんですね。

なので、DSGを導入する場合は、メカボックスの割れ対策はもちろん、強化メカボックスへの変更が必要になることもあります。

必要な電流量が上がる

これもスプリングレートを上げるために必要な措置です。

以前どこかで解説したと思いますが、モーターは負担が大きくなると要求する電流値が増えます。

つまりDSGを入れて初速を補うためにハイレートのスプリングを入れると、モーターへの負担が増大してたくさんの電流が必要になるというわけです。

つまり、電流が流れにくい状態だとサイクルが鈍くなるので高効率配線化、通常流れる電流値が上がるのでヒューズの容量を上げるなどの対応も必要になるというわけですね。

モータートルクが必要になる

これも強いスプリングを入れたことへの対応です。

モーターの負担が増えるということは、通常のモーターでは十分にギアを回せない可能性が出てきます。

実際にはそのままでも回せることが多いのですが、強いスプリングと組み合わせたことによってモーターの回転が落ち、結果的にDSGを入れるまでもなかったというサイクルに落ち着いてしまうことがあるんですね。

DSGを入れるなら、最低でもEG1000以上のトルクがあるモーターは欲しいところです。

が、モーターにこだわるなら13:1ギアで必要なサイクルとレスポンスが低負担で実現できたりするので、コストとリスクを考えると難しいところでもあります。

インナーバレルの長さ調整

次はピストンの引き量が減ることへの対応です。

これも以前解説しましたが、シリンダー容量とインナーバレルの容量は合わせなければいけないというお話をしましたよね。

BB弾を押し出して余りある空気量を確保しなければいけないというお話です。

もし、DSGを入れたことによってシリンダーから押し出される空気の量が少なくなったなら、その分インナーバレルをカットしなければいけないというわけですね。

長くなるのでここでは触れませんが、これは計算式があるので、あらかじめ計算して調整が必要かチェックしておくといいでしょう。

タペットプレートの調整が必要

DSGは半回転するときに1発発射、つまり1周で2発発射することになりますが、このとき一緒に影響を受けるのがタペットプレートです。

タペットプレートはセクターギアの動きに合わせて給弾するためのパーツですが、通常よりも早いサイクルで前後するので、通常のままだと給弾間に合わなくなってしまうんですね。

なので、半回転の間に確実に給弾できるよう、タペットプレートの調整も必須になるというわけです。

ものによってはDSG用に加工されたタペットプレートが付属することもありますが、モーターやバッテリーの出力UPによってサイクルをより上げる場合、さらにそのタペットプレートの調整が必要になることもあります。

サイクルを上げると命中精度が下がりやすい

これもタペットプレートの動きに関係するのですが、給弾が不安定になることで命中精度が落ちることがあります。

DSGカスタムすることでサイクルが上がり、タペットプレートが動くサイクルも上げなければいけません。

そうなるとタペットプレートの前進スピードも上げなければいけないのですが、そうなったときにBB弾を素早く押し込むことになり、弾くようにBB弾を押し込む形になってしまうんですね。

そうすると安定して同じ場所にBB弾が保持されないので、命中精度が落ちてしまいます。

これはある程度のサイクルまではあまり気にしなくてもよいのですが、早くなれば早くなるほど弾道が乱れやすくなる傾向になります。

不等ピッチスプリングが使えない

先日紹介した不等ピッチスプリングは、DSGカスタムには使えません。

同じレートでも不等ピッチスプリングのほうが、引くのに必要な力が弱くなるのですが、不等ピッチスプリングは十分に縮めたときに想定の反発力を得るため、中途半端に引くと十分な反発力が得られないのです。

DSGでは引き量が半分になるので、通常のセクターギアでの引き量を前提に考えられている不等ピッチスプリングだと、十分な反発力が得られないということになります。

いずれにしても、通常はDSGに必要になる130%以上のスプリングは入っていないはずですが、買い替える場合は等ピッチを選ばなければいけないというわけですね。

というわけで

今回はDSGについての解説でした。

効果は抜群な反面、紹介したように調整ポイントが多くなるカスタムですね。

その効果と調整の手間どちらを取るかでDSGを導入するかどうかを決めるべきかもしれませんね。

個人的な意見にはなりますが、秒間30発程度のサイクルならば、調整こそあれど予算をあまりかけずに効果を出すことができるので、DSGは有効なパーツと言えます。

秒間30発というのもなかなかに驚異的なサイクルですし、もちろんレスポンスもあがります。

なので、低予算でハイサイクルやレスポンスアップを目指すなら選択肢の一つにしてもいいのかなと思います。

とはいえ銃に負担をかけているにはほかならず、そこまでのサイクル・レスポンスが果たして戦績に影響するのかという問題もあるので、個人的には特別な理由がなければ選択肢に入れないパーツでもあります。

そもそもそんなに強いサバゲーマーではないですが、秒間30発弱でもそこそこの戦績を残せていますし、無駄に故障で出費を強いられると生物学的に死ぬ可能性もあるので…。

というわけで今回はこの辺で。

次回もエアガン専門用語解説の予定です。

興味のある方はぜひまたよろしくお願いいたします。

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