シマノの22サハラはナスキー越えか⁉新型リールサハラを実際に触った評価をレビュー

22 サハラ 釣り
【22SS新製品 スピニング】サハラ/ 富所潤【シマノオンラインフィッシングショー】

2022年春のシマノの新作の目玉は、やっぱり何においても最新ステラでしょう。

私も触ってきましたが、さすがの出来と言わざるを得ないものの、残念ながら価格的にも手が出ない。

そんなワープアの私が、今回のシマノ新製品で最注目だったモデルが22サハラで、実機に触ってきたので早速評価していこうと思います。

結論から言えば、低価格帯スピニングリール随一と言ってもいいほどの好印象でした…!

シマノのサハラとは?

サハラはシマノが販売するスピニングリールで、1万円弱のエントリークラスに当たります。

2014年発売の初代サハラは、評判の良かったナスキーのボディを引き継いで登場し、お値段以上のリールの定番モデルになりました。

値段は抑え気味でも出来は非常によく、餌釣りからルアーまで、十分使えるスペックを有しています。

もちろん安いなりに妥協するべきポイントはあるので、そこも踏まえて今回はレビューしていこうと思います。

実際に22サハラを触った感想

管理人は地方都市在住で少し遅れましたが、4月頭になって徐々に店頭に並び始め、やっと触ってこれたので感想をまとめたいと思います。

冒頭にも紹介した通り、この価格にして侮れないリールに仕上がってきたと言わざるを得ません。

ウエイトバランスがいい

実はリニューアル前の17サハラも所有しているのですが、気に入ってはいるもののグラム以上の重さを感じるのがデメリットでした。

砂噛み上等でサーフに使うためのものだったんですが、正直何度もキャスティングしてロッドをあおるとリールフットを挟む指への負担がストレスだったんですよね。

今回の22サハラはウエイトバランスが見直されたのか、触った感触ではかなり持ち重り感は解消されたのかなと思います。

2000番で比較すると、17サハラは220g、22サハラは210gと10gと実際に軽くなっていますが、それ以上の扱いやすさを感じました。

巻き心地はナスキー越え?

以前ナスキーのレビュー記事で、ナスキーの巻き心地がいいという話をしましたが、申し訳ありません。

巻き心地は22サハラのほうが上です。

シマノのエントリーグレードは、巻き心地はなめらかではあるものの、やや重さは感じていたんですが、22サハラは巻きの軽さを感じられるかなと思います。

21アルテグラと比べるとやや劣りますが、ナスキー含めてシマノのエントリーグレードの中では一番気持ちよかったですね。

※改めてナスキー触ってきたんですが、ロットによって全然巻き心地が変わるようで、今流通しているものだと改善したように思います。

私もそうですが、初期ロットで買った方は今一度お店で見てくると良いかもしれません。

ねじ込み式ハンドルでガタが最小限に

ハンドルノブの固定方式は2種類あり、低価格帯においては反対側からねじなどで挟み込む「供回り式」が一般的で、17サハラも供回りでした。

しかしなんと、22サハラはねじ込み式ハンドルになっています。

ねじ込み式ハンドルのメリットは、ギア部に直接ハンドルを固定するためガタがなく、巻き感の向上と、巻き感度の向上にも寄与しています。

ハンドルの左右付け替えはやや面倒になりますが、使い心地を重視するなら大きな改善点の一つと言えますね。

逆転レバー付き

最近のリールでは珍しくなりましたが、ハンドルを逆回転させてラインを放出できる、逆転レバーが22サハラで復活しています。

ルアーフィッシングではあまり使うことはありませんが、餌釣りで仕掛けを落とすときなどは逆回転があると便利です。

サハラの1つ下のモデルに当たるセドナも逆転レバーは撤廃されていて、あくまでラインナップの選択肢の1つとして復活させたのでしょう。

後術しますが、これにはデメリットもあるので、選び方のポイントの1つになるかなと思います。

22サハラのここが微妙

安くていいところばかりならいいのですが、残念ながら欠点もあります。

スペック的なことはさておいて、私が触ったうえで気になった点について紹介しておこうと思います。

艶消し塗装が微妙…?

17サハラから見て、一見して大きく印象が変わったのが塗装で、ボディやベールアームが少しサラッとした、艶消しっぽい塗装になっています。

好みにはなると思いますが、ハンドルやドラグノブの艶感との対比もあって、個人的には少しアンバランスな雰囲気を感じてしまったというのが第一印象でした。

ロッドにつけた時の雰囲気を考えると、ちょっと浮いたイメージになるのではないかなというのがまず気になったポイントです。

とはいえ性能を考えれば、こんなところは無視してもいいレベルのデメリットかなとは思います。

ハンドルノブのベアリングがない

巻き感は素晴らしいのですが、ちょっと気になったのがハンドルノブ部のベアリングが省略されている点です。

「巻き感いいならなくてもいいじゃん」というのはごもっともなんですが、樹脂ブッシュはベアリングに比べて寿命が短いので、長く使うとどうかなというのが気になりました。

特にジギングなんかだとリールへの負担も大きくなるので、長く使ったときに巻きのフィーリングが変わってくるかもしれませんね。

シマノお得意のツーピースベール

ナスキーでも話題になりましたが、ベールの付け根の形状がやはりツーピースベールだったというのは人によっては気になるかもしれません。

ダイワの一部ではこの価格帯もワンピースベール風になっていますが、シマノはアルテグラより下位グレードはツーピースベールで統一されています。

実際問題になるかというのは別問題で、しっかりフェザリングしてラインを止めてから巻きだせばなにか大きなトラブルにはならないというのが私の結論です。

防水機構がやや弱い(ウェーディングの釣りに微妙)

ナスキーとの構造上の大きな違いに、コアプロテクトの有無があげられます。

コアプロテクトは内部への水の侵入を防ぐための構造で、寿命にも寄与する部分でもあります。

22サハラも基本的な防水性能は有するものの、コアプロテクトはないので、比較すればナスキーに劣る形になりました。

また逆転レバー部分からの浸水やごみの侵入も考えられるので、水との接触が多くなるウェーディングの釣りではリスクになるといえますね。

22 サハラ VS ナスキー・セドナ・レガリス・レブロス

1万円前後の価格帯は激戦区で、非常に出来が良く人気のリールがそろっています。

その中に新登場した22サハラは比較してどうなのか、私の印象で対戦させてみようと思います。

22 サハラ VS 21 ナスキー

サハラの上位機種に当たるナスキーですが、巻き心地に関しては展示品と私が所持しているものを含めても、サハラのほうが巻き感は軽かったです。

微妙な表現にはなりますが、滑らかなのはナスキー、軽いのはサハラという感じでしょうか。

上記した通り問題は防水性能で、コアプロテクトの有無は大きいので、どれぐらいリールに水が入る可能性があるかで使い分けるといいかなと思います。

例えばエリアトラウトならサハラがおすすめですが、ネイティブトラウトならナスキーのほうが安心かもしれませんね。

22サハラ VS 17セドナ

サハラの1つ下のグレードに当たるセドナは、私も大好きで3台保有している低価格帯では使えるリールです。

しかしセドナは5年前のモデルというのもあり、単純にスペックで比べればサハラが2,3歩リードしていると言っていいかなと思います。

セドナはXシップ、サイレントドライブ、Gフリーボディも搭載していませんし、どうしても価格やデザインの好みでセドナがいいという理由がなければサハラがおすすめです。

22サハラ VS 18レガリス

ダイワのレガリスは、価格帯でいえばサハラよりやや上のモデルで、年式は古いですがスペック的にはやはりサハラより少し上と言っていいかなと思います。

重さもレガリスのほうが軽いですし、巻き心地もさすがのダイワでサハラより軽い印象です。

ただダイワの低価格帯は、巻き心地はいいけどトラブルが起こった時に大ごとになりやすいので、私の経験上マグシールドがないモデルはやや寿命が短い可能性が高いです。

サハラと同様に逆転レバーも装備しているので、そこからの浸水などには注意したいですね。

22サハラ VS 20レブロス

レブロスはサハラと価格帯も近いモデルですが、巻き心地に関しては微妙にサハラのほうがいいのではというのが私の手の感覚です。

ただ高速で回したときは、レブロスのほうがブレが少ないので、早巻きが必要な場合はレブロスのほうが快適かもしれません。

こちらもレガリスと同じく逆回転レバー装備でマグシールドはないので、同じレベルで浸水した時はサハラの方がHAGANEギアで大きなトラブルを予防できる可能性もあるかなとは思います。

22サハラは買いなのか?

ではここまでをまとめて、22サハラは買いなリールなのかというのを結論付けていきたいと思います。

とはいえ価値のあるリールなのは間違いないので、具体的にどういうときに活きるリールなのかという点で考えてみましょう。

比較的ライトな釣りならおすすめ

耐久性などを加味しても、サハラが活きるのは比較的ライトな釣りかなと思います。

単純なライトゲームというわけではなく、環境も踏まえて釣りやすい場所から気軽に釣りをするといったシチュエーションでは、基本的な使い心地に不満はないでしょう。

たとえばウェーディングしながら釣り歩いたり、波しぶきが当たるオフショアの釣りなどでは、防水性能の弱点が現れやすいかもしれません。

私の場合だと、堤防からのライトロックや、エリアトラウト用のリールとして用意するなら非常に魅力を感じました。

シマノのスピニングの中で価格を抑えて巻き心地重視なら買い

サハラを触った感触でなによりの魅力はやはり巻き心地なので、巻き心地重視で安いリールが欲しいならかなり魅力のあるリールと言っていいでしょう。

たとえばアルテグラと比べても、釣果に差があるほど違いがあるとは言えないレベルの差ですし、安くても快適性を求めるなら十分価値があります。

ただやはり耐久性などを比べるとナスキーとも差がありますし、巻き心地以外にも長く使いたい、ハードな釣りにも使いたいといった要望があるなら、ナスキーやアルテグラが優位になるかなと思います。

結局買うの?買わないの?

じゃあ筆者は買うのかと問われれば、ちょっと迷っているというのが正直な感想です。

使い心地が優れているのは明らかなものの、私の場合はメインがネイティブトラウトですし、防水性能を考えると22サハラは選択肢にありません。

買うとしたら現状セドナを使っているライトロック用ですが、特にトラブルもないので、実売8000円前後出してわざわざ替えるタイミングではないというのも正直なところです。

餌釣り用リールも欲しいところですが、21ネクサーブも非常に出来がいいので買うならそれで充分かなと。

近々で22サハラを買うとすれば、エリアトラウト用のロッドを買い足したときに、それに合わせるためのリールを用意したい場合には、サハラは筆頭株にしてもいいかなと思っています。

というわけで

今回は22ステラの陰に隠れてあまり話題にならない22サハラに焦点を当ててみました。

一言でいえば、この値段でこのリールが買える時代に生まれたことに感謝するレベルにいいリールというのが結論です。

巻き心地だけでいえば、数年前の上位機種に勝るとも劣らずといっていいんじゃないかと思うほどです。

ただやはり価格を抑えることで妥協した部分というのが気になるところで、特に防水性に関しては使うシチュエーションをかなり狭めてしまったという印象があります。

とはいえ使えるところで使えれば非常に優れたリールであることは間違いないので、賢く使いたいリールというのが最終的な結論です。

個人的にタックルボックスが充実していることもあり、すぐに買うリールではないのですが、購入したらまた改めてレビューしてご紹介しようと思います。

というわけで今回はここまで、次回更新もよろしくお願いします!

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