釣りにハマると、より数を、より大きい魚を釣りたくなるのが釣り人のサガですよね。
釣りが上手くなるためには様々なポイントがありますが、今すぐに取り組める方法が一つだけあり、それをするだけで確実に釣果が上がります。
しかもお金がかかる方法ではなく、このサイトを見ているあなたなら、今すぐ始めることができます。
もちろん、このサイトで教材を売ることもないので、安心して読み進めてください。(笑)
というわけで今回は、100%効果がある釣りが上手くなる方法について解説します。
初めに…
釣りを始めてみると、同じように釣っていても、どうしても釣れる人と釣れない人に分かれます。
そんなとき「上手い人は道具がいいから…」「釣れる人は経験があるから…」と諦めていませんか?
事実、いい道具は釣りやすいですし、経験があれば上手くなるでしょう。
しかし、本当に釣りの腕はそれらが大きな要素になるのでしょうか?
釣れていない人にいいタックルを渡して、突然釣りが上手くなることはまずあり得ないですよね。
筆者自身、初心者の人に自分のタックルを貸したからと言って、使い心地に感動することはあっても、突然釣れるようになることは見たことがありません。
経験も同じで、釣り歴10年同士が全く同じ腕かと言ったら、そんなわけないですよね。
つまり、道具や経験の差は、100%釣りを上手くするわけではないといえるのです。
では、何が釣りの腕を左右するのか考えてみると、一つの答えに行きつきます。
これは素人とプロの違いにもつながる部分で、しかもすぐに実践することができる方法です。
少し長くなりますが、今回はその1つの答えを掘り下げていこうと思います。
100%釣りが上手くなる方法…それは!
道具や経験がそう大きな釣果の差を生まないとすると、なぜ人によって釣果に差が付くのか。
それは…
知識量
です!
プロは素人よりも多くの情報を持っていて、それを適材適所で引き出して使うことで釣果を得ています。
例えば、この魚にはどんなルアーが適しているか、知っている人と知らない人なら差が付くのは明白ですよね。
さらに、なぜそのルアーが適しているか知っていれば、知識を応用して戦略の選択肢は広がるでしょう。
つまり、知識を付けることで100%釣果が上がるというわけです。
一昔前は、情報を得るには本を買って勉強するしかありませんでしたが、今はネットで大体の情報は無料で得ることができますよね。
スマホがある方なら、仕事の合間や通勤電車の中など、空き時間に勉強するだけでも確実に意味があります。
タダで確実に効果が出るなら、これはやらない手はないでしょう…!
※もちろん本を買うのも有効で、いい情報はプロの書いた本に載っていることも多く、私は今でも釣り関係の本は買い集めています。
具体的に何を勉強すると釣りが上手くなる?

知識を付けると言っても、雑多にすべての情報を頭に入れるのは無理ですよね。
しかもネットの情報は、多くの人に受けがいいよう表面的なものが多く、自分で突き詰めて情報を探らないと意味がありません。
というわけで、釣りが上手くなるべく勉強するには、具体的になにを学ぶべきか解説します。
①魚の知識

一口に魚と言っても、種類によって様々な性質を持ち、その性質に合わせた釣り方をすることが、最も効率的な釣り方と言えます。
その魚のすべてを知られればベストですがそうもいかないので、まずは釣りをするうえで特に重要になる2つのポイントを覚えておきましょう。
食性
アユの友釣りなど特殊なものを除くと、基本的に釣りは魚の捕食行動を利用していますよね。
なので、最重要になるのがその魚が何を食べているのか、なぜそれを食べているのか知ることです。
例えばトラウトの場合、ヤマメやイワナの主食は虫なので、ルアーと毛鉤を比べると、虫に似せた毛鉤のほうが騙しやすいことが分かります。
ただし小魚を追う本能はあるため、ミノーなどにも食いつきますが、本能を刺激出来るルアーでなければいけません。
このように、食性を知ることで適した仕掛けを予想できるようになります。
メーカーは売れる商品、利益率の高い商品を売らなければいけないので、効率よりも面白さや売り文句で上手く”人”を釣ります。
もちろん面白さも大切ですが、知識を付けることでトレンドに左右されない、釣果につなげやすい仕掛け選びができるようになるというわけですね。
習性
魚はそれぞれ習性があり、その習性を逆手に取ることが最も効率的な釣り方になります。
例えばナマズゲームではトップウォーターが人気ですが、ナマズが積極的に水面の餌を食べるかというと、そうではありません。
ナマズからすれば、水面に近付くと陸に住む天敵に見つかりやすくなるので、なるべく避けたいはずですよね。
しかもナマズは底を好んで泳ぐ魚なので、習性から考えれば本来はボトム付近を狙うのが適しているということがわかります。
これもひとえにトップで釣るのが面白いからブームになっているので、知識を付けることでそれが効率的な釣りではないことがわかります。
釣りは趣味なのでもちろん面白さは重要ですが、主流=釣りやすい方法というわけではないということも頭に入れておくべきでしょう。
もちろんそういった習性だけでなく、例えば適正水温、その時期に生息しているエリア、時間ごとの魚の活動など、細かい部分も知っておくと、釣りをする上での予測が立てやすくなりますね。
②道具の知識

釣りは道具がなければ始まらず、その道具の組み合わせ、そして使い方もとても重要です。
道具をうまく使わなければ釣果も落ちてしまうので、使う道具の意味を深く理解しましょう。
何のための道具か
釣りをするための道具、とりわけタックルは、意味があって設計されています。
竿を例に取って、そもそも何のためにあるのか考えてみましょう。
どんな竿にも共通するのが、竿が曲がることで魚にかかった針にテンションをかけて、バレないようにする役割です。
つまり、必要以上に硬すぎると曲がりにくいのでテンションがかけにくく、バレやすくなるというのが分かりますよね。
もちろん竿の役割はこれだけではありませんが、このように役割を細かく考えると、おのずと適した道具選び、いい道具選びができるようになります。
どう使うのが適切か
釣具にはそれぞれ想定する使い方があり、それを学ぶ事でより効率的な釣りが実現できます。
例えばミャク釣りに使う目印、なんとなくで付けている方も居ますが、使い方で釣果に大きな影響があります。
あの目印の役割は、仕掛けの位置を確認する事、流れの速さや水深を確認する事、竿に出る前のアタリを目で取ることなどです。
つまりそれぞれの役割を考えると、一箇所にまとめて取り付けるよりも、間隔を開けて付けた方が変化が見やすくなりますよね。
このように、小さなアイテムの役割も考えて生かす事で、より釣果を伸ばすことにつながるのです。
③釣り場や環境の知識

釣りをするにはその釣り場の環境も非常に重要です。
例えば同じニジマスを釣るときも、川で釣るのと管理釣り場で釣るのはでは大きく違いますよね。
では釣り場のなにについて学ぶべきか、ポイントを考えてみましょう。
釣り場の特性
川や海といった大まかな違いはもちろんのこと、その釣り場釣り場にも様々な環境がありますよね。
例えば植物が多いエリアや、岩がゴロゴロしているエリア、人工物が多いエリアなど、環境の違いは魚の隠れる場所への影響もあります。
海を例に取ると、潮流れのいい場所悪い場所など、水の流れも魚の活動に影響します。
その釣り場が魚から見てどういう場所なのか、それを読むための知識を付けておきましょう。
その釣り場での魚の活動
どういうポイントなのか読めたら、魚がそのポイントでどう活動しているかを知ることが重要です。
たとえば漁港で根魚を釣りたい場合、根魚の捕食がどこで行われるかを予想します。
テトラポット周りは根魚が好むエリアですが、そこは基本的には根魚は家として使っているので、捕食に活発になるとそこから出て餌を探しに行きます。
となると、根魚の活性がいい時合の場合、テトラポットの中を探るよりは、テトラポット近くの小魚が居るエリアを探るのが効率がいいというわけです。
例えば、テトラポット周りの近くに常夜灯があれば、小魚がプランクトンを追ってそこに集まるので、そのエリアは活発な根魚が居るかもしれないと予想できますよね。
このように、基本的な知識を頭に入れておいて、釣り場で応用することで釣果を延ばすことが可能なのです。
④釣り方の知識

同じ魚を釣るにしても、釣り方は様々ありますよね。
その釣り方は長い歴史の中で裏付けられた方法なので、それぞれ意味があります。
その釣り方ごとの特性を知って、それを生かし切ることが、釣りの上達に繋がります。
どう言うメリットがあるのか知る
餌釣り、ルアー、フライなど、釣り方にはそれぞれ特性があります。
例えば餌釣りは、魚が食べている餌を使うので、魚の食い気を誘うには最も効果的と言えます。
ルアーは魚の捕食本能を動きで誘うもので、手返しがよく、ルアーごとにも特性があるので、魚に合わせたアピールが可能になります。
フライや毛鉤は主に目で騙す疑似餌で、投げるのは難しいですが、ルアーのように動きの要素が小さいので、投げることができれば騙せる確率はルアーよりも上です。
これらはあくまで表面的な話で、よりその釣りを深く知ることで、そのメリットを生かし切ることが可能になります。
釣りの歴史を知る
釣りは元々その地域に根付いた形で生まれているため、その歴史をしればおのずとその釣りの強みが分かります。
例えばフライフィッシングとテンカラは、どちらも毛鉤を使う釣りですが、本質は全く違います。
テンカラは日本の漁師の技術の一つで、日本の渓流で効率よくヤマメやイワナを釣るために作られました。
一方フライフィッシングはイギリス発祥で、日本の渓流ような入り組んだ流れではなく、穏やかな川や湖で使われてきた釣法です。
なので、テンカラは不規則な流れを味方につけることで、使う毛鉤はそこまで虫に似せませんが、フライフィッシングは魚がゆっくりフライを見切る余裕がある環境で鍛えられたので、使う毛鉤はテンカラの比じゃないほど精巧に作られます。
こういった歴史的背景を知ることで、その釣りがどういう環境に適しているのかもわかるので、ぜひ知っておきましょう。
まとめ:知識にどん欲に釣りを楽しもう!
釣りは漠然とアタリを待つものではなく、あくまで生き物である魚を騙すことで結果に結びつきます。
生き物相手である以上、相手は何かを考えて活動していて、それはある種マニュアルに左右される人間よりも緻密に活動しているとも言えます。
その魚の考えを読むために、今回紹介したような知識が非常に重要になるのです。
このブログでも、出来るだけ釣りの本質的な部分を掘り下げながら、少しマニアックに釣りを紐解いていければと思いますので、ぜひ興味のある方は参考にしてみてくださいね。